毎年一回、京都府の老人福祉施設の職員や関係者が集まって、老人福祉学会が開催されます[emoji:e-51]。
今年も2月末に京都市内で開催されるのですが、今年はなんと大樹会から、この1年実践研究をした内容が発表テーマとして採用されることになりました[emoji:e-69]。
テーマは「認知症ご利用者と、保育園児の1年交流」の研究です。
研究といっても、日頃介護サービスとしてお手伝いしている私たち[emoji:e-266]。でも、その中で日頃記録してきたことや、気づきは、きちんとまとめて、専門的な視点で振り返ると、貴重な研究財産になります。
高齢者と子供たちの交流はよくあるテーマですが、私たち大樹会には、認知症対応型の通所サービス(グループデイ)、保育園があります。ただ交流という行事で終わらず、同じご利用者が定期的に子供たちとふれあうことで、どちらにも何かしらの変化がないかを観察してきました。
一つご紹介すると
ご利用者のAさん「子供たちに会うのが楽しみへと繋がり、子供たちの為に、とあえない時でもせっせと手仕事をされることが増えた[emoji:e-282]」
園児のBちゃん「おじいちゃん、おばあちゃんという言葉を知るきっかけになった。家に帰ってもお話します、と保護者から聞くことが出来た[emoji:e-467]」
など、いい発表が出来たらと、グループデイ管理者さんはせっせとまとめ作業に張り切っています[emoji:e-122]。
日頃の何気ないことでも、手を止めて振り返る、以前悩んでいたことでも、違う視点で見直すと新しい気づきがたくさんあるのが、このお仕事です。
一期一会の言葉を忘れず、毎日毎日を新鮮にがんばってま~す[emoji:e-271]。