こんにちは。特養で介護職をしながら楽しませ人をしている。「ふとっちょ」です。
特養では、ご利用者に外出していただく機会を大切にしています。
今日はご利用者と一緒に外出した一日を紹介したいと思います。
始まりは、ご利用者の一言から・・・「うちのお墓のお寺が新しくなるんや」の一言でした。
直ぐに、一緒に行きましょうと言う話になりました。
お寺が改築から完成までの2か月間、家族と打ち合わせをしたり、上司に相談したり、ご本人とは「楽しみやな。一緒にいこな」と念押しの毎日でした。
その中でも、楽しみがある事はご本人にも職員にも良い事で、本人は服を買ったり、お寺に向かう車のルートを決めたり、楽しんでおられました。
職員は今まで以上にご利用者との関係が良好になりました。
前日になると、ご本人と職員一緒になってソワソワしながら、当日の準備をしました。
当日は、ご本人の行きたい道を思い出話を聞きながらゆっくりとドライブしました。
お寺に着くと、本堂までの階段「本人曰く見上げるような階段」を職員二人で車椅子を持ってあがり、新しい本堂を見て「この階段はあがれんと思ってたんや。ありがとう。綺麗やなぁ」と喜んでおられました。
本堂を見学した後は、近くにある砂利道&小さい階段を職員二人の介助で抜け、目的地のお墓に着きました。ご本人は静かに手を合わせて拝んでおられました。拝み終え職員に「こんな近くでお父さんと話ができると思わなかった。本当にありがとう」と涙ながらに職員に言って下さいました。
帰りの車内では、次のお墓参りの約束とお礼を何度も言われてました。
施設の中では見えないご本人の素顔と本音が見えて、職員も一緒に行って良かったと本当に思いました。
特養でのステキな一日、また紹介していきます。特養「ふとっちょ」でした。