養護老人ホーム安岡園では原子力災害に備えて、建物がシェルター化しています。つまり、放射線で汚染された空気を浄化し建物内をクリーンにたもつ装置が平成31年新築時にあらかじめ設備として組み込まれています。
そのため、有事に備え建物内を密閉し、フィルター設備を稼働する訓練を最低年に1回は行わなければなりません。
3月7日はその装置を稼働する訓練の日でした。相談員や看護師、支援員や宿直員、そして業者さんも参加の元、まず入所者さんを安全な場所に誘導して、建物内のダンパーを稼働し全て密閉します。
全てが緑で動作が確認し、その後空気取組口をタンクにつなぎ浄化スイッチを押します。
建物内の気圧を確認し、窓などから外気が侵入していなければ完了となります。
毎年行っていますが、なかなか手順を忘れがちです。また夜間は宿直員と夜勤だけになるので、迅速に実施する必要があります。「万が一」が起こらないのが一番ですが、起こったとしても被害を最小限におさえることも重要です。